現代人にとって、スマホは手放せないものになってきました。電話やLINEはもちろん、調べごとや地図、写真撮影、クーポンの使用まで。日常生活の至る所でその恩恵を受けています。
一方で、スマホを持つことの悪影響も少なからずあると思っています。僕が感じているのは、隙間時間のネットサーフィンによる時間の無駄遣い、SNSで常に他者とつながっている気疲れなどです。
そこで、半日スマホを使わなかったらどうなるのかを試してみたので、それを通じて感じたことを書いていきたいと思います
どれくらいオフにしたのか
曜日:土曜日(仕事は休み)
時間:午前11時〜21時(約10時間)
その日の過ごし方
11時:スマホをオフ。少し早めに昼食の準備
12時:昼食後、近所の図書館にこもって読書開始
15時半:図書館を出て、ユニクロで買い物
16時:帰宅。少し休むものの、やることがないと気づく
16時半:自分の部屋でテレビを見る
17時:昼寝(気がついたら寝落ちしていた)
18時:起床。夜ご飯の準備
18時半:夜ご飯を食べる
19時:本を読む。
20時:お風呂。ドラムの練習
21時:スマホを見る。
よかったこと
①読書する時間が増えた
休憩時間に無意識に触っていたスマホを手ばなくことで、まずは何に注意を向けたら良いかわからなくなった。その結果、いつも自分が読んでいる本に手を伸ばし、25分ほど読書をする。5分休憩して、また別の本を読むことを始めた。
空き時間にスマホを触る際は、ツイッターやFacebookの通知をついつい確認してしまい、気がついたら5分くらい経ってることもあった。スマホに手を伸ばす代わりに、本を手に取る癖があることに気づいた。
②自分の感情と向き合う時間が増えた
本を読む時間以外は、椅子に座って今の感情に向き合うことが多かった。今何を感じ、それは普段とどう違うのかなど。いつもはスマホを通じて頭に情報が入ってきたけど、この日は自分の頭の中でできた言葉や感情を紙に書くことが多かった。そうすることで、いつも無意識にやっていた自分の思考のくせなどに気づくことができた。
③休んでいるという実感がわいた
なによりもこの気持ちが嬉しかった。仕事柄、外部から連絡がきたり、情報を収集することが癖になっており、その過程で常に情報を求めていることがあった。しかし、情報源であるススマホを手放すことによって、自分について考える時間が増えたり、そもそも何も考えなくてよかったり、返事を急かされることもなかった。その結果、自分にとってリラックスした状態をキープすることができたと感じた。
その他感じたこと
①普段めっちゃアプリつかってる
たとえば、メモしたい時も、メモの代わりに写真を撮る時も、お店でクーポン出す時も、知らないお店を地図で探す時も、ほんまにいつもスマホ使ってるなって気づいた。めちゃくちゃ便利な世の中やけど、逆にスマホなかったら不便な世の中に生かされている気もした。
②時間の流れがゆっくりに感じた
これは普段やっていないことをしたからだと思う。新しい情報=普段より処理時間が長くなる。
数時間でもいいからやってみる
仕事とかプライベートの関係もあって、丸一日スマホを遠ざけることが難しい人がいるかもしれません。数時間でもいいので、一度トライしてみると、普段とは違う経験ができるのでおすすめです。
これを機に、自分とスマホとの距離を改めて考えることにしてみます。
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