挑戦者のアイデアは頭ごなしに否定されるべきではない

自分が起業していることや、若者の起業を支援するNPOでもお仕事をさせていただいることもあり、これから事業を起こして課題を解決していきたいと考えている方へコメントさせていただく機会が増えてきました。

 

まだまだ経験値も実績も少ない自分がコメントするのは非常に恐縮なのですが、少しでもお力になれたら嬉しいという気持ちでお伝えするようにしています。

 

僕がコメントする際に気をつけていることは、「頭ごなしに否定しない」ということです。

 

事業アイデアのほとんどは、「社会の課題を解決したい」「目の前の困っている人を助けたい」など、誰かを救いたいという良心からきていることがほとんどです。まずはその気持ちがあることが立派だし、素敵だと思います。

 

それがベースとして、事業アイデアの解像度や実際に顧客がいるかなどの完成度の話になってくると思います。その完成度は人それぞれで、中には「まだまだ仮説検証が必要やな」とか「モニターをつくった方が早いのに」など、いろいろ思うことがあったりもします。

 

実際にコメントする際には、「全然できてない」とか「そんなのうまくいかないよ」など、頭ごなしに否定することは絶対にしないようにしています。

 

何か新しいこと挑戦する際は、最初から上手くいくわけないし、その状態から否定されたら挑戦する気もなくなる。

 

だから、頭ごなしの否定よりも「こういう風にするともっとよくなると思います」など応援の意味も込めた提案にするようにしています。

 

自分がコメントする側になって気づいたのは、「自分たちが起業のアイデアを発表したとき、頭ごなしに否定する人はいなかった」ということです。たくさんの大人たちが改善案を通じて応援してくださりました。本当に感謝です。もしそんな人たちがいなかったら、自分は今のように仕事を続けていなかったかもしれません。

 

何か新しいものを生み出そうとする挑戦者のアイデアは、頭ごなしに否定されるべきではない。むしろ、周囲の人たちで彼らを応援できる人たちがどんどん増えていけば、より良い社会になっていくと思います。

 

僕たちも日々成長し、誰かの幸せや社会に貢献できる存在であり続けたいと思います。

2019-04-03T22:54:19+09:00

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