僕は初めましての方とお会いした時に、「この人とはどんな場面で協力し合えるだろうか」ということを常に考えています
さすがに誰でもOKというわけではないですけど、お互いがコミットする意思があれば、どこかでコラボできるかもという観点は忘れないです
そんな僕の癖を明文化してくださっている考え方があったので、ご紹介します
クレイジーキルト(Crazy-Quilt)」の原則
なんじゃそりゃって感じだと思うんですけど、「一見ライバルかもしれないけど、パートナーとして協力し合えないかな?」と考えるということです。
この原則は「エフェクチュエーション」という思考様式のうちの一つです
まずはエフェクチュエーションについて簡単のご説明しますね
エフェクチュエーションとは
エフェクチュエーションとは、「市場創造の実行理論」とも言われ、起業家の思考様式の一つです。著者は、インド出身のサラス・サラスバシー教授です
一言で言うと、「手持ちの資源を元に、許容可能な損失の範囲内で、いかに新しい価値を生み出すか」という考え方です
エフェクチュエーションを知ったきっかけは、2017年春頃に、訳者の一人である、立命館大学経営学部准教授の吉田満梨さん(僕のゼミの先生)の授業を受けたことです
最近僕のお知り合いの社会人学生さんの中ではかなり流行っている印象です。
エフェクチュエーションの中には、5つの原則があり、そのうちの一つは僕が大好きです。
それが、クレイジーキルト(Crazy-Quilt)」の原則です。
例えば、街に中華料理店を開店したいとする。しかし、すでに街で人気の中華料理店があるから、差別化しないといけない。こう考えるのが一般的だと思います
でも、エフェクチュエーションでは、「そのお店もパートナーとして活用できないかな?」と考えます。例えば、そのお互いの料理を互いの店舗で売るとか、街の祭りで共同出店するとか。お互いの目的は、中華料理でお客さんの楽しんでもらうことですよね
クレイジーキルトとは、もともと色も形も違う布を縫い付けてできた布です。この布のように、周囲の人たちといかに協力しながら目的を達成しようというのが、クレイジーキルトの原則です
コミットしたいという人をとりあえず巻き込む
これから新しいことを始めるときには、「やります!」と手を挙げ、実際に行動できる人を、どんどん巻き込んでいくこともいいかもしれませんね。
エフェクチュエーションとは:https://www.mana-biz.net/2018/01/post-275.php?page=1
アマゾン:https://www.amazon.co.jp/エフェクチュエーション-【碩学舎-碩学叢書】-サラス・サラスバシー/dp/4502151912
Leave A Comment